「佐喜浜俄」について紹介します!

佐喜浜八幡宮の大祭で行われる「佐喜浜俄」を鑑賞してきました!


俄とは、即興で演じられる滑稽な芝居のことで、佐喜浜俄には、240年以上もの歴史があるそうです。俄は、記憶に新しい社会の出来事を面白おかしく、題材にしていて、近頃の不祥事なんかも笑い飛ばしちゃうような伝統芸能です。
俄では、役者さんには、前夜まで脚本が渡されないため、役者さんにはセリフを覚えたり、演技の練習をしたりする時間は、ほとんどないようです。そのため、演技中はお盆持ちと言われる補助の方が、役者さんに小声でセリフを教えたり、時には、大声で役者さんにツッコミを入れたりもしていました。補助の方のツッコミ、そして、見物客も、歌舞伎で言う大向うの掛け声をかけていて、見物客の掛け声で、その場にどっと笑いがおこるなんてこともありました。

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とにかく、即興劇ならではのその場その場のアドリブが効いていて、また、見物客も一緒に芝居を作り、盛り上がって笑う、日本の一つの素晴らしい文化だと感じました!ぜひ、この佐喜浜俄の伝統が続き、日本の一つの文化として、日本全国や世界に広がっていってほしいと思います!

 

(書いた人:T少年)